玉ねぎのみそ漬けのケルセチンが、高血圧を改善する
四季を問わず一年中手に入り、価格も手ごろな玉ねぎは、最も身近な野菜の一つです。玉ねぎは、健康野菜としても優秀で、ビタミンなどの栄養成分をたっぷり含んでいます。
王ねぎの薬効成分で注目されているのが、ケルセチンです。ケルセチンには活性酸素の働きを抑え、がんや老化を防止する抗酸化物質が豊富に含まれています。特に、血液に血栓ができるのを防ぎ、血液をサラサラにする効果にすぐれているので、血圧が高い人は玉ねぎを食べることをおすすめします。
玉ねぎの抗酸化物質には、ほかにビタミンCがあります。ビタミンCは、からだの免疫力を高め、白血球の働きを強化し、ウイルスなどの病原菌に打ち勝つからだをつくり、かぜを予防します。さらに、玉ねぎに含まれるビタミン81には、ごはんや砂糖などの糖質を効率よくエネルギーにかえる作用があります。また、筋肉や神経の働きを向上させ、疲労を速やかに回復させます。
しかし、玉ねぎの栄養成分には加熱すると壊れるという弱点があり、また、生のままではたくさん食べることができません。そこでおすすめなのが、玉ねぎをみそに漬けた「玉ねぎのみそ漬け」です。
みその原料は大豆で、この大豆には、コレステロール値の上昇を抑えるタンパク質が含まれています。大豆のタンパク質には、善玉コレステロールをふやし、悪玉コレステロールを減らす作用と、血管をしなやかにして丈夫にする作用があります。また、大豆のタンパク質が酵素によって分解されてできるペプチドは、高血圧の原因となるアンジオテンシンという物質の働きを抑えます。
このように、玉ねぎとみそを使うことで、血圧を下げる働きが倍増します。1日に食べる量の目安は玉ねぎ1/4個で、冷蔵庫で保存し、10日同程度で食べきるようにします。
玉ねぎのみそ漬けの作り方
材料(約1週間分)
- 玉ねぎ中2個
- みそ200g
- みりん大さじ3
- 砂糖大さじ1
- 酢大さじ1/2
- みそにほかの調味料を入れる。
- へらなどで、1をよくまぜる。
- 玉ねぎの皮をむき、8~12等分のくし形切りにする。下のしんをとり、玉ねぎをバラバラにする。
- 切った玉ねぎをみそ床に入れ、あえるようにして漬ける。そのあと、密閉容器などに移して、冷蔵庫に入れる。
- 2日たつと、食べごろになる。
- みそといっしょに食べる。豆腐にのせるなどして食べてもよい。
1日に1/4個。保存は冷蔵庫で約10日間。
玉ねぎのみそ漬けのケルセチンが、高血圧を改善する

