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自覚症状がない高血圧は恐ろしい。

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気づいたときには、心筋梗塞や脳出血になっている

高血圧が恐ろしいのは、これといった自覚症状がなく、本人が気がつかないうちに動脈硬化が進み、血管がむしばまれて、血圧が高くなっていくからです。

高血圧の状態がっづくと、血液の強い流れで血管壁が傷つきます。そのまま放置しておくと、血管の壁の傷からドロドロになった血液中のコレステロールや中性脂肪、血小板などが入り込むため、血管の内側が狭くなるとともに、血管がかたくなって弾力性を失い、もろくなっていきます。また、血液成分の血小板が固まって血栓ができて、細くなった血管が詰まりやすくなります。

これを動脈硬化といい、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血、心肥大、狭心症、心筋梗塞、腎不全、眼底出血などを招きやすくなります。

これらの病気が原因の発作は、何の前ぶれもなく、ある日突然起こるのが特徴です。そのため、高血圧を「静かな殺し屋(サイレントキラー)」と呼んでいます。

動脈硬化になった血管は、血管壁がかたくなって内部が狭くなるので、血液がスムーズに流れません。そのため、心臓がさらに強く収縮して血液を送り出すので、高血圧が進むという悪循環を招くのです。

コレステロール値や血糖値が高い人は、定期的に健康診断を受けて高血圧や動脈硬化の検査を行い、必要ならば治療してください。

動脈硬化は、脳から足まで、全身の血管に起こります。特に、脳の血管が破れる脳出血、脳の血管に血栓が詰まる脳梗塞、心臓の血管に血栓が詰まって血液が流れなくなり、心臓の筋肉が死んでしまう心筋梗塞などは、生命を失うことがある、恐ろしい病気です。

特に肥満で運動不足の人、食塩やアルコールを多くとっている人、強いストレスを受けている人は注意してください。いまは大丈夫でも、将来的に高血圧になる可能性が高いからです。

自覚症状のない高血圧をできるだけ早く見つけるための定期健康診断は、20代なら年1回、30代は年3回、40代は年6回、50代以上になったら毎月検査を受けて、血圧をチェックすることをおすすめします。  

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