赤血球をやわらかくして、血圧を下げる
高血圧は、動脈硬化などの血管の状態だけではなく、血液の状態や流れ方にも大きく影響されます。このことは、動脈硬化が進行している人でも、血液をサラサラにして流動性を高めれば、心筋梗塞や脳梗塞などの発作が起こりにくくなることからも、証明されています。
血液の流動性は、血液の約50%を占める細胞成分の赤血球、白血球、血小板の状態で決まり、特に主要成分である赤血球が重要です。
赤血球の中にはヘモグロビンが約30%の濃度で存在し、肺で受けとった酸素と結合して全身の細胞に運びます。直径は約8μm(1μmは1000分のlm)ほどで、円盤のような形をしています。赤血球は、外から力が加わると変形しやすく、直径6μmほどしかない末端部分の狭い毛細血管を変形して通り抜けていきます。
食生活が乱れるなどして赤血球の柔軟性が失われると、変形しにくくなった赤血球は細い毛細血管を通りにくくなります。すると、それを無理に流そうとして心臓が強く収縮するために、血圧が上昇します。
このような赤血球の状態にならないようにするには、まず第一に食生活を改善することです。梅干しや黒酢、黒豆、にんにく、玉ねぎなどを1週間ほど食べるだけで、血液の流れがよくなることは、私たちが開発した血液流動性測定装置によって証明されています。
特に梅干しには、赤血球の表面を保護しているタンパク質のふえすぎを防ぎ、赤血球の柔軟性を高める効果があります。
血液の流動性がよくなれば、あたたかい血液がからだのすみずみにまで行き渡るようになるので、冷え性や頭痛、肩こりなどの血行不良が原因で起こる不快な症状の改善にもなります。
また、血液流動性測定装置を使った実験で、男性よりも女性のほうが血液の流動性が高いことがわかっています。
女性は男性よりも高血圧になりにくく、平均寿命が長いのも、血液の流動性と深い関係があるといえるでしょう。
赤血球をやわらかくして、血圧を下げる

